高校生最後の夏。

それは、私にとっても部員にとっても重要な夏。

「気合い入れてくぞ!いいな、今まで通りにな。行くぞ!!」

「「「 おう!!」」」

顧問の中澤先生の掛け声の元一斉にグラウンドに向かっていった。

この夏、美坂学園は“甲子園”という夢を掲げ練習をしてきた。

どんなに、大変な練習でも誰1人として挫けることは無かった。

そして、今日甲子園への切符に近づく第一歩となる。

「頑張ってね」