学校までの道の途中で制服姿の子達に
出くわしたが、みんな奈津の制服を
見たことがないため不思議そうに
見てきた。

少し恥ずかしい気持ちと
なんだかちゃんとうまく転校生を
こなせるかとで、不安な気持ちになった。

そんな気持ちでいると、隆史を
見つけた。
そんな気持ちだからこそ
少しでも知ってる人に出会えることは
とても心強かった。
うれしい気持ちになり隆史に向かって
走り出した。

すると、隆史の横には小さくて
かわいい女の子が一緒にいた。

なんだか、声もかけれずに
結局、1人で職員室まで向かった。

『なんだ・・・彼女いたんだ』
自分に対してユデダコになった隆史は
少なからず自分に好意が
あるのかと思ってた奈津は自分が
少し恥ずかしかった。