『まぁまぁ普通の男の子も
 いるんだなぁ』

それが奈津の2人を見ての感想だった。
まったく知らない人ばっかりの
学校に行くのは不安だったが
顔を知ってるぐらいでも
知ってる人がいることに少し
安心感が出た。

そうこうしてるうちに、準備が
終わった母親が家の前に出てきた。

母親に
冷やかされながら2人は仲良く
車でお買い物へと向かった。