田舎に行こう

その後は他愛もない話をして
2人はわかれた。

何度も振り返りながら
隆史は自転車で帰った。

小さくなっていく隆史の背中を
奈津はただ見つめていた。

そして隆史が見えなくなった後、
ゆっくりと自分の家へと
入って行った。

家へ入ると母親はもぅ起きていて
「奈津、どこか行ってたの?」
うん散歩と適当に返事をして
朝食を2人で食べた。

食べ終わってコーヒーだけを持って
リビングのソファに座り
テレビを見ていると母親が
近くに座った。