「もぅ大丈夫だから・・」
弘美は真っ赤な目と鼻で
隆史のほうを向いた。

そしてゆっくりと話した。
「私、タカちゃんのことが
 大好き。
 ずっと当分はこの気持ちは
 変わらない・・・
 でも、なにも考えずにずっと
 2人でいれたあの頃のように

 幼かったあの頃のように、
 いつかもどれたらいいな」
そう言って、無理やりに笑顔を
作った。

隆史はもぅ1度ありがとうと
言って・・・その場を
後にした。