ごめんね…

こんなパパとママでごめんね。

せっかく産まれてきてくれるのにね。

2人揃ってあなたの事を迎えてあげられないかもしれないね。



私は大きくなったお腹をさすり、泣きながら赤ちゃんに謝り続ける。




ねぇ司、私達はこれからどうなっちゃうの?


司は、私とお腹の赤ちゃんの事どう思ってるの?


もう、私の事は愛してないの?


私達よりも、あの女が大事なの?


私だってわかってる。
毎日あんな事してたら、司が益々私を嫌になる事くらいわかってる。



でも、不安で怖くて…。


助けてよ…司。



私はお腹の赤ちゃんと2人でどうしたらいいの?


私は心の中で、決して返事のない司に語りかける。




これから産まれてくる赤ちゃんが凄く不憫だった。


きっと、どこの家でも、みんなからの祝福を受けて産まれてくる筈なのに…。



祝福されずに産まれた私の子供は、やっぱり祝福されないの…



祝福されずに産まれた私…。