「一ノ瀬っ!!」
声が聞こえた。
木崎さん?
幻覚かも。
怖くてもうだめ。
頭も痛いし
身体も気持ち悪い。
「、、い!、、のせっ!、、一ノ瀬!」
「木崎、、さん、、?」
「一ノ瀬ごめん。」
「木崎さんどうしてここに、、」
「ごめんっ。守れなかった。俺、お前のこと救えなかった。ごめん。」
木崎さんが泣きながら私を抱きしめる。
「どうして、、泣いてるの?」
木崎さんの頬に手を伸ばす。
だけど私の手は震えていて。
幻覚なんかじゃなかった。
木崎さんが助けに来てくれた。
荒谷チーフに身体を触られた。
お酒が抜けなくて苦しいのと
さっきまでのことで頭がいっぱいで
自然と涙が溢れて来た。

