1階に着くと手は離された。 「さ、帰るよ。今日は華金だー!」 嬉しそうに歩いている木崎さん。 こうやって喜んでる姿初めて見たかも。 駅までの10分間、他愛もないことばかり話していた。 駅に着き、名残惜しいけど 「じゃあ、、また来週。お仕事お疲れ様でした。」 また来週かぁ。 会えるわけでもないのにこんな口約束したくない。 「ごめん。」 木崎さんが口を開いた。 「えっ?なんで謝るんですか?」 「まだ帰したくない。」 木崎さんは泣きそうな顔をしていた。