終焉の人



するとお姉さんは余っている力で私の手を握ってくれた。


お姉さんに話せる気力などもう無い。


最後のお姉さんの願いなのだろうか。



”打つときは冷静に呼吸を整えるんだ”



と祐作の言葉を思い出した。


私はお姉さんの顔と手を見ると覚悟を決めた。


大丈夫…お姉さんが信じてくれてる。

お姉さんが思ってくれてる。

お姉さんのために私は今を生きる。

だからお姉さんの気持ちを無駄にはしない。


と私は心の中で冷静に思うと震えが止まってきた。


ゆっくりと女の子の頭部に銃口を向け


覚めた表情で私は引き鉄を引いた。