「お…ねえさ…」
と私は震えながら言うとお姉さんは痛みと耐えるように必死な眼差しで私を見た。
「今、使わないでどうするの!?」
とお姉さんは振り絞れるだけの力で私に怒鳴る。
今…使う?
と私はお姉さんの言葉の意味が理解出来ない。
「その腰にある物よ!」
とお姉さんは怒鳴ると私は反射的に腰に手を当てた。
何で…どうして知ってるの!?
と私は焦りと困惑で動揺するとお姉さんはそれを察したかのように
「初め…から…よ」
と息を切らしながら言った。
あの時…!!
と私はお姉さんが私の背中を押して教室に入った時の事を思い出した。
「ゔゔぅ!!」
とお姉さんは唸りを上げる。
感染者の女の子はお姉さんの肉を食べる。
その音とお姉さんの小さな悲鳴で私は動く事が出来なかった。

