終焉の人



町は騒がしくいろいろな所から叫び声が聞こえる。



もう嫌…こんなところ潮田川町じゃない。



そう思ってもおかしくはなかった。


空は茜色で煙の匂いが鼻を刺激する。


日が落ちるまでに北の橋に行かないと…


と私は歩いていた足を速めて走って北の町に向かった。


その途中、上空にヘリコプターのプロペラの音が響いた。



ヘリコプター!?軍隊!?



と私は空を見上げるとそこには太陽に照らされて黒く見えるヘリコプターがあった。


《潮田川町の人たちは北のスフィン橋の避難場所に向かってください。繰り返します》


とヘリコプターは同じ放送を流す。