「襲われそうになったらこれを使え。でも使うときは周りに人がいない時にしろよ。」
と祐作は言う。
そして拳銃の使い方を教えると納める場所も決めてくれた。
制服の腰とスカートの間。
このなら落ちないしあまりバレない。
段数は6発。
落ち着いて標準を合わすと絶対に当たると祐作は優しい手で教えてくれた。
しかし私には打つ勇気がない。
「またどこかで会おうな。叶美」
と祐作は最後に私の頭を撫でると走り去ってしまった。
1人になってから気がついたが町は大荒れていた。
人々の叫び声や家が焼けているのか焦げ臭い部分もある。
地面のコンクリートは血やひび割れで荒れている。
こんな壊れた町を脱出できる日があるのだろうか…。
そんな不安が私の中で渦巻いていた。

