生理が来ないまま、季節は秋になった。
実は、初めての体験から裕太と一度もしていない。
理由は、最初分からなかったが、後に知った。

浮気していたのではないかという疑い。

初体験のハズなのに、痛がらない、血が出ない。
彼は、そこを不審に思ったらしいのだ。

女の子は、初体験で必ず痛がって血が出る。

これって、漫画でよくある話。

痛がらない、血が出ない=誰かと初体験をした

裕太は、間違ったコトを常識だと思っていた。
どこか少し私たちの関係は、ギクシャクしている。
でも、別れないのは、まだ好きな部分があるから。

でも、時間の問題だというのは分かっていた。
お互い別れのタイミングが掴めない。
そうしている間に私の誕生日を迎えた。