しばらく考えて私は言葉にした。


「うん…分かった…親不孝な娘でごめん…」


母親になる事、もう決めなきゃいけない。
この子の母親は、私だけなんだから。
私は、もう迷うのをやめようと決めた。
15歳で母親になるのは、きっと辛い事の方が多い。
私を守ってくれる人なんてごくわずかだろう。
もしかしたら、いないかもしれない。
お父さんやお母さんにすごく迷惑をかける。
お父さん、もう少しで出世できるって言ってた。
私のせいでダメになるかもしれない。
誰にも祝福を受けないかもしれない。
でも、これは、自分の責任でもある。