え?しょうちゃんもそう思うんだ。

『そーなのかな?私にも好きな人できないかなー?』

なんてしょうちゃんに愚痴っていると藍樹がやっと解放されたみたいな顔をして私に近づいてきた。

『おい。夏海、ひでぇじゃねぇか。助けるなら早く助けてくれよ。』


『みんながやめてくれたからいいじゃない。』

私はホッとしてる。

小さい頃の藍樹のままだったから。


優しくて自分の事よりも相手の事を思う。

そんな優しい藍樹のまま。


私は藍樹という友達が出来て最高だ。