誠side



僕は谷村誠。本気の恋愛なんてしたことが無い、楽しめればいいようなそんなやつ。勝手に女は寄ってくるから別に困ったことなんてない。そんな僕が君に恋をした



それはある日のこと。誰だか知らないが校舎の影になっている場所に呼び出された。そして誘ってきたから別にいいやと思いキスに答えた。そんな時一人の女の子が僕らに気付いているのにこちらに向かってきて普通にヘッドホンをし、読書をし始めた。




すごい子だと思い見とれていると誘ってきた女がその女の子に気付き何も言わずに去って行った。でも、その女の子は微動だにせずにそのままであった。僕は気付いたら君に声をかけていた。



「ねぇ？」と声をかけても応答が無い。だから肩を叩いた。反応してほしかったのだ




だけど君はめんどくさそうにしていた。少し睨んでいるような気がしたけど、反応してくれたことが嬉しい。君は改めてみるとすごくかわいい顔だった。だからいろいろな表情を見たいと思ったんだ…



だけど君はやっぱり僕をめんどくさいと思っている反応だった。君が去った後、名前は聞いてなかったなぁと思っていた。そう思いながら、携帯を取り出し全ての女の子の関係を切った…