男の先輩とそんなことがあってから、一週間が過ぎた…


今日の昼休みは、最近できた私の友達ー柳井佳奈ーヤナイ カナと教室でしゃべっていた。そんな時私を呼ぶ声がした。



私を呼ぶ人なんていないと思い、ふと、視線を向けるとこの前の先輩がいた…



私は無視をした…いや、しようとしただけどクラスのリーダー的な存在の片岡さんが「来てもらわないと困る」と言ったから、佳奈に断りを入れてからしぶしぶ男の先輩のもとへと向かった




「何の用ですか?前のことなら誰にも言いませんよ?」と言った。だけど先輩は「嫌そうじゃなくて」となぜか必死そうに言い覚悟を決めたように言った



「君に興味がある!僕と付き合って下さい」「お断りします」




先輩はえ?というように私を見た。だから私は言った。




「そういうの興味ないので!それと目立ちたくないのでもう来ないでください!」




そういうと先輩は傷ついた子犬のような瞳で見つめてきた…さすがに私の良心が許さず「なら先輩の名前を教えてください」そういうと間髪入れずに



「僕の名前は谷村誠。身長…「分かりました余計な情報はいらないので」そういうところはいらないめんどくさい。はぁなんかめんどくさくなりそう



次の日の休み時間谷村先輩なら教室に来そうだから佳奈を誘いあの場所に行った。行く途中佳奈が「先輩来るかもよ?良いの?」「いいに決まってるでしょ。興味ないし」「でも先輩人気あるよ?私だったら嬉しいけどな?」「いやいやありえないし!」「そっか」と話しながらあの場所についた。



とは言っても話している内容は恋愛の話だけれど…



「佳奈は気になる人いないの?」     「いや私実は彼氏いるんだ」                   「え!知らなかった」                     「まぁ言ってなかったからね」                 「そっか」と話していると



「真尋ちゃん!」「は?」振り向くと走ってくる谷村先輩が見えた。「探したよ」「何でですか?」「いや真尋ちゃんに興味があるから!」
その言葉に私の表情は曇ったと思う



「というか何で私の名前知ってるんですか?」「それはそこにいる佳奈ちゃんに聞いたから」その言葉を聞いて私は佳奈とも仲がいいんだ…となぜか思ってしまい谷村先輩に言ってしまった。



「来ないでって言ったじゃないですか!」そう言った後、佳奈を置いて逃げ出してしまった…



そして一人学校内をぼーっとしながら歩いていると私の前に誰かが立ちふさがった。顔を上げると知らない男の人が立っていた…