『ねぇ、樹里!! 聞いてー!!!』


大声でそう言って朝一番に私の元にかけ寄って来たのは

私の親友、由梨。




高校で出会ったとは思えないくらい仲のいい私たちの性格は

まるで正反対で。




茶色いウェーブがかった髪に


ぱっちりと二重の瞳。


それに、明るく気さくな彼女は

誰とでも仲良くなった。