「ようこそ、マリア様。 今夜はごゆっくりお楽しみください。」 パーティー会場は城の最上階のホール。 入り口で黒いスーツの男が立っていて、 ワイングラスを渡された。 「どうもありがとう」 マリアは受け取って礼をし、貴族がごった返しているホールの中に飛び込んでいった。 「君も」 男はロバートにワインを差し出す。 「あぁ」 ロバートは一気に飲み干すと、男にグラスを返してマリアの後を追った。