「大丈夫、魔法のドレスだもの。
書類も書き換えて置いたわ」
「めちゃくちゃだな…」
「いいじゃない、ドレスの一つや二つ!
さ、ロバートさん、もう本番です」
マリアがロバートを引っ張ってホールに向かう。
それを微笑みながら見送ると、じゃあね〜と魔法使いは飛んで行った。
「105番、マリア・ファブレー、ロバート・ハドソン」
拍手が聞こえる…
私たちは腕を組み、円形のステージへと進む。
一気に視界が開け、360度から視線を受ける。
どうしよう、足が震える
心臓もやばいくらいドキドキしてる。
「マリアー!頑張って〜!」
「ロバート!落ち着いて〜!」
最前列に座っていたダイアナとフリンが、拍手に紛れて声援を送ってきた。
「…うるせぇな」
ロバートはムッとした声で言ったが、
口元が緩んでいるのが分かる。
ありがとう、2人とも
私、頑張るから!



