テラスには多少人がいて、視線は感じたが先程に比べればなんの気にもならない。
2人は外を眺めていた。
「この後本番用のドレスに着替えて選抜を受ける。ドレスはこの城にあらかじめ用意してあるから、着替えるの忘れるなよ」
「はーい」
こんな時でも業務連絡。
本当に真面目すぎるというかなんというか…
ボーン、ボーン
城の鐘がなった。
「10時の鐘だ」
10時から選抜の開始だ。
会場は城のダンスホール。
中央はステージになっていて、その周りに観衆、2階客席から審査員の王族、貴族らが見ている。
「私たちは…19時くらいでしたよね。」
300組以上のペアが演技をするので、
選抜はとても長い。
「19時ぴったりだ。遅れたら即失格だから早めに準備するぞ」
そういうと、ロバートは歩き出し、マリアもそれについていった。



