その声は、エドワードだった。
「エドワード王子!」
2人の間の人混みはすっとボディーガードにかき分けられ、マリアとエドワードは歩み寄る。
「会えて嬉しいよ、シンデレラ」
エドワードはマリアの前に膝まづくと、
マリアの手を取りキスをした。
「まさか、本当にお前…」
後ろでそれを見ていたロバートは、
呆然として固まっていた。
「エドワード王子。私、1位になれるように頑張ります!」
「あぁ、僕も公正な目で君たちを審査させてもらうよ。応援してるからね。」
エドワードは白い派手なスーツで、
金色のピアスやネックレスで、いつも以上の輝きを放っていた。
そして、人差し指に青い指輪。
「青い指輪…」
ロバートはマリアの言っていたことが現実であることに動揺を隠せない様子だ。
「そこの紳士は君の執事?」
「はい、ロバートさんです。」
ロバートはエドワードの視線に気づくと、胸に手を当てて頭を下げた。
「君って…どこかで会ったかな?」
エドワードはロバートにちかづき、ロバートの顔をまじまじと見ている。
パシャパシャと、その奇妙な光景が写真に収められる。
「いえ、私は初めてお目にかかります。」
「そうかな。…うん、気のせいだ。」
エドワードがロバートから離れた。
「あれ…?」



