「美味しかった!」
「ごちそうさまでしたー!」
夕食は各自の部屋に運ばれ、マリアとダイアナはマリアの部屋で2人一緒に食べることにした。
マリアとダイアナは勢いよく夕食を平らげ、早くも眠たそうな顔になっている。
「忙しいお嬢様だね〜」
フリンは困ったように笑いながら、皿を重ねて片付けている。
「眠い!もう寝る」
ダイアナはそう言うと立ち上がり、
マリアの部屋を出て行った。
「ダイアナ様、待って…
じゃあごめんね、俺も行くから。
おやすみ〜」
フリンはダイアナを慌てて追いかけて行った。
「本当に忙しいのはフリンだな。」
「ですね…」
広いホテルのスウィートルーム。
夜景が窓から覗いている。
「素敵。」
マリアは窓に近づき、夜のイタリアの風景に見入っていた。
「世界にはこんなに綺麗なところがあるのね…」
ロバートも窓の外を眺め、
僅かだが笑みを浮かべているように感じる。
「あぁ。世界にはまだまだたくさんある。お前が今まで見てこられなかった世界を存分に楽しめ。でも今日はもう遅いから、明日に備えて早く寝ろよ。」



