夜になり、着いたのは水上都市、
イタリア。
「チャオ〜!」
「チャオ〜!」
ゴンドラと呼ばれる細長い船に乗り、優雅に夜の運河を進む。
黄色い民家や店の照明が水面に反射し、
まるでホタルを見ているような気分だ。
船の端に立ち、オールで船を進める青年が話す。
「このあたりはダンスホールがたくさん並んでいます。我々が向かうダンス専門学校も、その中の一つで、大きなローマ風の舞踏場を持っています。その中で踊れば、まるでプリンセスのような気分でしょう」
ゆっくりと暗闇と美しい光の中進むゴンドラは、マリアたちを心地よくさせる。
「あぁ、なんて素敵な合宿でしょう…
きっとダンスレッスンも楽しいわね」
ダイアナはフリンに笑いかけた。
「ええ…おそらくは」
フリンは鈍い反応を返した。



