「大丈夫だろ、あの人もいい大人なんだ」

「ロバートさんが22歳で、エドワードさんが…」

「21歳」

「あ、そうなんだー。意外と年上…」

「年上に決まってんだろーが」

「いや、それはわかってましたけど、
20歳くらいかなって」

「まぁ、若くは見えるな」

「ロバートさんってその点で言うとちょっと老けてますよね」


「はぁ?しばくぞ」

「いやいや、しばかないで!」

暴言は暴言で収まった。

「ほら、ロバートさんて大人っぽいっていうか、面倒見がいいからお母さん的な立ち位置なんですよね」

「俺はお前らのお母さんなんてごめんだけどな」

「そうですね、あなたはそういう人でした」


マリアは褒めたつもりだったが、ロバートとしては嬉しいことではないらしい。

…まぁフォローはロバートさんには必要ないか、

と納得した放課後であった。