俺のペットはプリンセス〜プリンセス・マリアと王子のキス〜


エドワードは茶色いスーツでおしゃれにきめていた。

ロバートとエドワードが対面したのは2、3週間ぶりだ。

しかし2人の顔はそっくりだ。

エドワードは切れ長で長い睫毛のついた目を細めてえくぼをつくり、きゅんとする笑顔でマリアを見つめる。やんちゃで無邪気な表情だ。


ロバートは凛々しい眉と高い鼻が
目立ち、真面目で気難しい印象を与える。圧迫感もあるが、あまり見せない笑顔には底知れぬ優しさが見える。


マリアは2人を並ばせ、顔を見比べた。


「やっぱり…2人は何か血のつながりがあるようにしか見えません!」


だってこんなにそっくりなんだもん。
どっちがどっちかわからない!


「ちょっとこちらへ」

マリアはロバートとエドワードを引っ張って更衣室に入れた。

途中、生徒らが何百人と群がってきたが、それはなんとか振り払った。

「…できた」


ロバートの声で、マリアは更衣室のドアを開ける。


「凄い!」

2人の服をチェンジさせると、
ロバートはエドワードに、
エドワードはロバートになる。

問題はロバートの背が高く瓜二つというわけにはいかない点だが、身長くらいは誰も気づかない。

「なるほどねぇ…」

エドワードは怪しく目を光らせた。