「きっと…何か、隔離されていた理由があるはずです。」
「そうかな」
いつも冷静で冷酷なロバートが、
弱気な声を上げた。
「俺のことは消えたと思いたいのかもしれない。俺はいないほうが、親にとってはいいのかもしれない。
会わないほうが…」
「そんなの分かりません!」
ロバートの顔は突然叩かれたように
呆然としていた。
「事実を見に行きましょう。
本当のことを。」
俺はうなづくしかなかった。
何故こうなった?
とにかく、両親探し計画が長期的に
行われることが決定した。
…はずだったのだが、またまたロバートに災難が振り返る。