「だから俺は魔法なんか信じなかった。
シンデレラも嘘。
魔法使いも嘘。
永遠に幸せに暮らしました?
笑わせんな。
この世に永遠なんてない。
愛なんて知らないし、親にも愛されたことのない俺に誰かを愛せと言われても無茶だ。
俺は本の中の世界は好きだ…でも、
それは全て嘘なんだ。
これが現実だ。
魔法なんか信じられない。
誰かを愛することなんかできない。」
魔法を、愛を、優しさを、勇気を…
信じたら、
信じてしまったら、
俺は楽になるか?俺は過去の俺をなかったことにできるか?
誰にも愛されず、
誰も愛せなかった俺を。



