そして、アマンダの言葉を思い出した。
「あんたって子供だし、包容力がない。
仕事はできるけど、ただのお手伝いって感じ?」
子供…
包容力…
ただのお手伝い…
全部当たっていた。
俺は子供の頃からなにも変わっていなかった。
友達といえば性格の良いフリンと、森にいる野良犬のジャッキー…
それでは人間として成長するはずもなかった。
子供。
塔の上で缶詰にされて、
親に教育も受けずに育った…
しつけのなっていない子供。
作法は覚えた。技術も身につけた。
でも、愛を知らない
家族愛
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そんなものをよく物語で読んだけれど、
まったくわからなかった。
魔法やファンタジーの本ばかり読んで、
こんなことが現実だと思い込んでいた。
それは違う。
あれは作り話で、魔法使いはいない。
シンデレラのように簡単に王子と知り合って結婚する、なんてことも現実にはない。
その後も永遠に幸せに暮らしました、
なんてのも嘘だった。
今まで読んできた物語は嘘、嘘、嘘。
言い聞かせて、俺は大人の男になった。
愛も知らない。
でも、お嬢様がなにを求めているか知ってる。
顔が良い、優しい、といって、たらい回しにされていた俺は、
いじめがなくなるようにお嬢様の見張りを強化、しつけも強化、優しさもなくし、いつの間にか、毒舌執事と呼ばれ
…
今に至る



