少し待って、もう誰もいないということを思い知らされると、俺は森の中に戻ろうとした。
その時、扉が開いた。
ゴゴゴゴ…
地響きがする。
「あなた、何処の子?」
俺が振り向くと、綺麗なドレスを着た女性がたっていた。
俺は走って女性の所に行った。
食料がもらえるかもしれない!
まるでその人は女神だった。
「俺は、ロバート・ハドソン、
家出してきました!その、事情があって…」
「あら、それは大変ね。
どうする?今晩はここに泊まる?」
ぐぅぅう、と俺の腹が鳴った。
「あら、何も食べてないみたいね。
ご馳走するわよ」
「ありがとうございます!」
まさか、こんな展開になるとは!
ありがとう、神様…
中に入るとそこは本当に広くて、
王室みたいだった。
「私はこのオークウッド女学校の校長、アンジェリカ・オークウッドよ。
よろしく」
オークウッド校長はかっこよく笑うと、
ロバートを広いホールに入れた。
「わぁ…!」
ホールはドーム状で、
その真ん中には10mくらいの長いテーブル、その上には、ご飯がずらりと並んでいた。
ロバートはテーブルに向かって走ると、
オークウッド校長に襟首を摘まれた。
「走らないの」
校長はいたって優しい口調で注意した。
ここは礼儀作法が大切にされていると分かった。
高い椅子に座ると、目の前にご馳走が並んでいて今にも犬のようにがっつきそうになったが、また校長に注意されそうだったので大人しく食べた。



