君のコト

――――翌日

私は結城君との契約(?)を守って朝髪の毛を頭のてっぺんで結び、おだんごにした。

「綾ー!!遅れるわよ!!」

時計の針は8時を指している。

「ヤバッ!!」

私は急いで階段を駆け降り、学校へと向かう。

私の学校は田舎で、私が学校に行くときに通る道は周りが畑やたんぼだらけだ。

『田舎だけど空気おいしいからいいよねー』

私は歩くスピードを少し遅くする。

『このくらいなら普通に歩いても学校に着くよね』

私は腕時計を見て安心する。

学校にはまだ間に合いそうだ。

―――――――――――――

やっと学校の正門に着く。

腕時計を見る。

『よし。時間には間に合ってる。』

時計を見てホッとした私。その時!!


いきなり誰かに後ろから叩かれた。

「おっはよー♪」

この声は…

そう思い、後ろをそーっと向いてみる。

「やっぱり…」

そこに居たのは玲奈だった。

「おはよ♪今日おだんごなんて珍しいね?」

「あ〜うん。ちょっとね…」