「大丈夫だって〜ただの寝不足だから。」

2人を心配させないように伝える。

「わかった。でも辛かったり何かあったら言ってね?」

玲奈が子供を心配している母親かのように言う。

「了解!」

私は指を揃えて額に当て敬礼のポーズをした。


私の机で話してると結城君が後ろのドアから入って来た。

「おはよう。」

私に向かって言っているみたいだった。

「あ、おはよ」

なんて言えるはずがなかった。

結城君の周りにいる人が結城君を囲んでいるからだ。

「流石モテ男だね」

玲奈と席を移動しながら言う。

「そうだね〜凄いと思うよ」

私たちは玲奈の席に来た。

もちろん凛は結城君の所だ。