結城君からアドをもらった私は家に帰ると真っ先に2階の自分の部屋に行きケータイを取った。

「えっと結城君…っと」

電話帳に新しく【結城君】の文字が入る。

「結城君のアドは…y…u…uk…i…」

結城君のアドレスを口ずさみながら入力していく。

「….…jp…よし出来た!!」

あまりにもメールが楽しみの為叫んでしまった。

「綾うるさいわよ!!」

下からお母さんの怒鳴り声が響く。

「は〜い」

私は適当に返事をした。

『よし!結城君にメールしよう』

ケータイのメール新規作成を押す。