チャリパイ10~産業スパイにご用心~


「ええええぇぇぇっ!
四天王をすくうだってえ~~っ!!」


「ちょっと!ティダ!
いくら何でも調子に乗り過ぎだって!」


「そうよ!焼き肉パーティーが懸かってるのよ!」


さすがにこれは、いくらてぃーだでも無謀だと皆が思った。


大体が、物理的に考えてあの薄い紙が20センチ以上もある金魚の重さに耐えられる訳が無いのである。


その台詞を聞いて喜んでいるのは、悪徳店主の金太郎くらいなものだ。


「よ~し、ネーチャン
言ったな♪是非ともやって貰おうじゃね~か♪」


たまりかねた祭が、暴挙を止める為にてぃーだのもとに駆け寄った。


「てぃーださん!止めて下さい!アナタが失敗したら、リベンジはどうなるんです!」


しかし、てぃーだは落ち着いていた。


「失敗するなんて、誰も言って無いわ。
大丈夫、アタシを信じて祭さん…あの悪徳店主へのリベンジは四天王をすくってこそ、完結するのよ!」


てぃーだは本気であの
四天王を4匹共すくう気でいるようだ。




しかし…一体どうやって…