「月がきれいだね。」
このひと言が 君と言えたら
どんなに幸せだろう。
月は夜。
みんなが寝静まったあとでも見守ってくれる。
街に光を与えてくれる。
嫌なことがあったとき
寂しいとき
自信がないとき
見えないプレッシャーに 負けそうなとき
僕に勇気をくれる。
たくさんの人がいるけど
僕のことを心から必要としてくれて
大切だ。愛おしい。側に居たい。
そんなふうに思ってくれている人は
1人でもいるのだろうか。
たった1人でもいい。
'' 僕はここに居ていいんだ ''
そう思える 居場所 がほしい。
ときどき不安になる。
月にはうさぎが住んでいる
って話が本当なら
月を眺める僕は
どう映っているのだろう。
なんでもお見通しなのかな。
僕の問いの答えを知ってるのかな。
そんなことを思いながら
僕は 今日も月を眺める。

