「今はまだ、部活中だと思います。」

「分かった!ありがとう吉田さん!」
千尋、確か西高だよね!

今話さないと!千尋は、苦しんでたんだね!

憎らしい男をずっと演じてたんだね。気づけなかった。

「千尋!!」
千尋が校門から出てきてた。

「え、翼?!」千尋は、驚いた顔で固まってる。

「ごめん!!私、千尋の事全然知らなかった!」
私は、千尋に抱き着いた。

「翼?何言ってんの。」

「吉田さんから聞いた全部!千尋、私の為に別れたんだって!」