「どうしたの?バスケ部のエースでしょ?
サッカー部の奴に負けるなんて、ないよね。」
「うざっ・・・」そうやって、私を追い込もうとしてるんだ。
「(このままスリーポイントは、できないな。
相手は男だ。身長は、179くらい?かな。
私の163cmじゃ上から行くのは無理。
抜くにも思うようにいかないし。
あれを使うか。)」
私の足の速さにかける。
―ドンッ!
私は、今井大輔の右脇下を狙って、ボールをバウンドさせる。
そして、今井大輔がそっちに意識がいってる
うちに、左脇下から抜く。
「とった!」私は、ボールをそのまま拾い、レイアップシュートの体勢になる。


