恋愛なんて私には必要ないんだ! 「ははっ!てか、泣いてんの? きめーんだよ!」 真島くんが、腕を振り上げた。 「波留、頭イカれたか?」大輔が、真島くんの腕を掴む。 「だ、大輔!」 真島くんは、焦りを露わにした。 「なんで、こいつを助けんの? お前、女に興味ないくせに!」 そうだ、大輔は、誰にでも冷たい。 特に女に。 「好きな女が傷つくのは見たくねぇんだよ!」 え?大輔?