「そんな事言わないで、やってあげてよ! 翼は、恋愛経験ゼロなんだから!」 恋愛なんて、しない。 絶対に。まだアイツを許してないんだから。 「行くよ、大輔。」 私は、大輔の腕を掴んで屋上へ行く。 「何、翼って恋愛経験ゼロだったの。」 どうせ、バカにされるんだ。 ていうか、ゼロじゃ、ないよね? やめろ!アイツなんかに恋したなんて、思い出したくだもない。 「さぁーね。その話、やめてよ。」 私には、バスケがあるから。いいの!