「美月!美月のドリブルいいよ!」

「奈美は、抜けられる隙間が全然ないよ!」

「信じてるから!皆のこと!」
信じてる。仲間を信じてる。

私のバスケに足りなかったものは、
仲間を信じて、自分のプレーをすること。

団体競技は、仲間を信じる事だ!

「よしっ!」さっき大輔に言われたこと、スリーを見せかける。フェイント。

「えっ。」相手が、唖然とした瞬間、ななめ後ろにいる美月にパスする。

「美月!」
美月、こっちにパスしてくれるかな。

いや、信じろ。仲間を信じるんだ。