「バカじゃねぇの?そんなんで泣くんだったら、やめろよ、バスケ。」
この冷たい低い声は、
「大輔?・・ふんっ!」鼻水をすすった。
「なんでここに・・いるのぉ?」
声が、鼻声になった。
「お前のチームを見にきてやったんだよ。
どうせ、苦戦すると思ってな。」
私が苦戦だよ。
「大輔の言った通り、私欠点があったみたい。」
「だから言っただろう。あるって。」
なんで、分かるのかな。
サッカー部のくせに。
「スリーポイント、打ちに行くな。
お前は、あのチームの中でダントツで足が速い。
足の速いお前が、スリーを打って外した場合、リング下には、まだ
味方がいないんだよ。
リバウンドで誰も取れない。


