「それが分かるまで、ベンチにいろ。」
答えは、教えてくれない、か。

「分かりました。・・」分からない。
答えなんて、分からないよ。

「相沢、お前は足の治療をしてから、ここに来い。そして、答えを見つけろ。」

私は、応急処置室に向かう。

「あらー、このケガは両足なのね。
とりあえず、固定するからじっとしててね。」

私は、両足にシップを貼ってもらった。

「ありがとうございました。」
はぁ、うまくいかない。

やっぱり、あいつの言う通りだったってことか。

「うっ!・・・ん。」涙があふれてきた。

涙が止まらない。