「基本中の基本じゃん。」

「いいからやれ。」チッ!冷たい奴。

「ふっ。」私は、肩を下ろして、ゴールに真っ直ぐ放物線を描くようにボールを放す。

「スリーも直していくぞ。」スリーって、私の得意なシュートの仕方!

「私、スリー外す事ないけど。」

「大会ではわからないだろ。」分かるよ!

「外すわけない!私が私らしく打てるシュートだもん!」

「俺が言ってんだぞ?言う事聞け。」言う事聞けって。

「私の何を知ってるの!」

「分かる。お前のバスケには、欠点があるんだよ。」
なっ!