「暗っ!」少し風が冷たい。

もう9月の下旬だからかな。

「おせーぞ。」え?

「今井大輔?なんでここにいんの。」

「フルネームはやめろよ。呼び捨てでいいから。」う、うん。

「そうじゃなくて!誰か待ってるの?」

「お前を待ってた。」私?

「なんで待ってるの!」

「こんな遅い時間に不審者に襲われたら、俺のせいになるだろ。」なっ!

「自分の為か。なんだ。冷たい奴。」


そのまま、私たちは帰った。