好き・死ぬ・スキ・シヌ・すき・しぬ…

いや、ちょっと待て。
クラスの子と仲悪かったわけじゃないが、
良かったわけでもない私に、

私っていわゆるボッチってやつだよな
ま、それはそれで楽だからいい

なんてひねくれてる私に、
この状況は特別嫌じゃないが、ハードルが高すぎる。

そもそもこれ普通はチリチリの仕事な!!

「あ、えっと…。」

そりゃキョドるだろ。
ってかドア出てすぐの所だしここ。
帰りたい男子通れなくて私のこと睨んでるし。


「らーーん。終礼終わったよん。
待たせてごめ…」

まどか!ちょうどいいところに来た!
助け……ん?
あー、こりゃダメだあいつノートとりに戻ったな。
私帰れんのか?

「おい、いい加減ど………」

おー男共が、来たよ来たよ。
まぁ、そうですよね。
帰りたいですよね。私も帰りたい。

「はいはい。皆様、ちょっとどいて。」

ん?

「まどかバカでほとんどの問題解き方
わかんないのね。」

うん、そうだね。そんなに大声で告白しなくてもいいのに。でもだからってまどかから教えるのは一応不公平じゃ……

「 それでもってほとんど蘭に教えて
もらってるのね。だからみんなまどかの
ノート見ればいいよ!全部蘭の解説
載ってるから。」

え?

「ということでまどかのノート置いてくから、
蘭はもらってきまーす。」

え、あ、ちょっ!
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「もう、蘭ったら慣れてなさすぎ。
キョドってる とこ凄い可愛かったから
いいけど。まどかが来なかったら今頃蘭
一反木綿見たくなってたよきっと。 」

「うん。助かった。ごめん。」

「なんで謝るの?ありがとうでしょ?」

「あ、うん。ありがと。」

「はい!よく出来ました!
まどかにいっつも蘭にお勉強助けて
もらってるし、借りありまくりだから。
バカって告白するくらい御茶の子さいさい
だよ。ってかみんなもう知ってたでしょ。」

なんで謝るか。
まどかのこと変に決めつけたから。
自分がすごい嫌なヤツだったからだよ。