ーーーーーーー
キーンコーンカーンコーン
「えー、この問題はまず1行めのだな……」
「先生!チャイムなりました。」
「うん。知ってるよ。それでだなぁ…」
「先生!チャイムなりました!」
「おぅ、そんでもって……」
「「先生!チャイムな!り!ま!し!た!」」
「うるせーな、わかったよ。
終わりゃいいんだろ終われば。
次このページからな。」
ふっ、ざまぁ。
みんなに押されてやんの。
このくらいの問題チリチリの解説なしで解けるし。みんなナイスだ。
ーーーーーーーーー
「えー、では気をつけて帰るように。」
やっと1日終わった。
さっさと帰ろっと。
まどかのクラスはまだ終礼中か。暇だ。
「ね、ねぇ、霧谷さん。」
ん?この子は確か大和 ゆり(やまと ゆり)さん?だっけ?
「ん?私になんか用?」
用があるから呼んだのくらいはわかる。
私ってやっぱりひねくれてる。
「え、えっとね、よかったら、
良かったらなんだけどね、数学のここ
教えてくれないかな?」
え?そういうのはさ、
チリチリの仕事だろ?え?
「あ、別に嫌だったらいいんだぁ。」
ショボーンとかやめてよ。
いいけどさ。いいけどさ。アイツ仕事しろや!
「い、いいけど、どこ?」
「えっとね、ここの式まではわかるんだけど、
どうしてこの次の式がこうなるかわからなく
て。」
まどかぁぁぁ、聞こえたか?
これが正しい質問の仕方だ。
なぜだろう。同じ質問というもののはずなのに
労力が全く違う。
「あぁ、ここはね……」
「えー、ゆりいいなぁ!
霧谷さん私にも教えて!」
「あー、私もそこよくわからなかったの!
教えて!」
「私も教えてほしい!」
「私も!」
え?は?え?何この展開。
ってかなんでこんなに群がられてんの私?
!!!
さっきの数学か!クソッ。
チリチリが当てやがったから。
«速報»
高2の1月半ばにして人生初のモテ期到来
キーンコーンカーンコーン
「えー、この問題はまず1行めのだな……」
「先生!チャイムなりました。」
「うん。知ってるよ。それでだなぁ…」
「先生!チャイムなりました!」
「おぅ、そんでもって……」
「「先生!チャイムな!り!ま!し!た!」」
「うるせーな、わかったよ。
終わりゃいいんだろ終われば。
次このページからな。」
ふっ、ざまぁ。
みんなに押されてやんの。
このくらいの問題チリチリの解説なしで解けるし。みんなナイスだ。
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「えー、では気をつけて帰るように。」
やっと1日終わった。
さっさと帰ろっと。
まどかのクラスはまだ終礼中か。暇だ。
「ね、ねぇ、霧谷さん。」
ん?この子は確か大和 ゆり(やまと ゆり)さん?だっけ?
「ん?私になんか用?」
用があるから呼んだのくらいはわかる。
私ってやっぱりひねくれてる。
「え、えっとね、よかったら、
良かったらなんだけどね、数学のここ
教えてくれないかな?」
え?そういうのはさ、
チリチリの仕事だろ?え?
「あ、別に嫌だったらいいんだぁ。」
ショボーンとかやめてよ。
いいけどさ。いいけどさ。アイツ仕事しろや!
「い、いいけど、どこ?」
「えっとね、ここの式まではわかるんだけど、
どうしてこの次の式がこうなるかわからなく
て。」
まどかぁぁぁ、聞こえたか?
これが正しい質問の仕方だ。
なぜだろう。同じ質問というもののはずなのに
労力が全く違う。
「あぁ、ここはね……」
「えー、ゆりいいなぁ!
霧谷さん私にも教えて!」
「あー、私もそこよくわからなかったの!
教えて!」
「私も教えてほしい!」
「私も!」
え?は?え?何この展開。
ってかなんでこんなに群がられてんの私?
!!!
さっきの数学か!クソッ。
チリチリが当てやがったから。
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