居たんだ・・・ 当たり前か


洋樹君 カッコイイもんね


「そっか・・・きっと


可愛い子だったんだね!」


違う こんな話を


したいんじゃない


思ってもいない事を


言ってしまう


「・・・そろそろ帰るか


だいたい場所はわかったし


あとは 明日でいいから」


洋樹君は 話を変えるように


そう言った


もしかして 気を遣わせちゃったかな?


胸に手を当てると


ドキドキ言っていた


私と洋樹君は 玄関まで歩いた


なんで・・・こんな気持ちに


なるんだろう?


その時 鞄に入っていた


スマホが鳴って 出した


唯からのLINE


【渡瀬君と話せた?


詳しく聞かせて!】


「あ・・・そうだ


携帯の番号とLINEのID


教えて?」


洋樹君は ポケットから


スマホを出した