フレンチレストランに入るとタキシードを着た男がゆっくりと近づいて来た。
「松原様、お待ちしておりました」
とうやうやしく頭を下げた。
「遅れてごめんなさい」
と由美子は俺と腕を組みながら言った。
タキシードを着た男はチラッと俺を見て
「こちらへどうぞ」
と手招きした。
俺と由美子は個室に案内された。
アンティーク調の上品な部屋。
真っ白い円卓に俺と由美子は椅子を引かれて座った。
「コースもワインもお任せするわ」
と由美子はタキシードを着た男に言った。
「すぐにワインを運ばせます」
と言って一礼して個室を出て行った。
扉が閉まると
「由美子さんは松原っていうんだ」
と早速俺は聞いた。
「そうね、ここを予約する時は松原って言ってる」
と言って煙草に火をつけた。
「なんだよそれ」
と俺が聞くと由美子はキレイに煙をはいた。
「名前なんかどうでもいいじゃない。
雅也とはライン交換してるんだから」
と由美子はしれっと言った。
俺も煙草を出してイライラした感じでライターで火をつけた。
「由美子さんの情報無さすぎ」
と俺は煙をはいた。
「あら、私だって雅也の事大学4年生としか聞いてないわ」
と由美子は目をパチクリして言った。
「俺は来年○○出版に就職する。
札幌出身。○○でアパート借りて一人暮らししてる。」
と簡潔に自己紹介をした。
そこへソムリエがワインを持ってきて一通り説明してからワインを注いでくれた。
由美子はワイングラスを持って
「取りあえず乾杯しましょ?」
と言った。でも、
「由美子さんが何者か話してくれないなら帰る」
と俺は強気な眼差しでワイングラスを持たなかった。
由美子はため息をついてワイングラスを置いた。
「私は東京出身。仕事はわかってるでしょう?
親の残してくれた世田谷のマンションで一人暮らしよ」
と答えた。
(親の残してくれた?って事は亡くなったのか?)
俺の疑問がわかったのか由美子は
「私は一人っ子なの。両親は何年も前に死んでるわ」
と答えた。
「由美子さんの本名は?」
と俺はテーブルに身を乗り出した。
最大の疑問だ。
由美子はまたひとつため息をついて、
「松原美蘭(まつばら みらん)」
と答えた。
「松原様、お待ちしておりました」
とうやうやしく頭を下げた。
「遅れてごめんなさい」
と由美子は俺と腕を組みながら言った。
タキシードを着た男はチラッと俺を見て
「こちらへどうぞ」
と手招きした。
俺と由美子は個室に案内された。
アンティーク調の上品な部屋。
真っ白い円卓に俺と由美子は椅子を引かれて座った。
「コースもワインもお任せするわ」
と由美子はタキシードを着た男に言った。
「すぐにワインを運ばせます」
と言って一礼して個室を出て行った。
扉が閉まると
「由美子さんは松原っていうんだ」
と早速俺は聞いた。
「そうね、ここを予約する時は松原って言ってる」
と言って煙草に火をつけた。
「なんだよそれ」
と俺が聞くと由美子はキレイに煙をはいた。
「名前なんかどうでもいいじゃない。
雅也とはライン交換してるんだから」
と由美子はしれっと言った。
俺も煙草を出してイライラした感じでライターで火をつけた。
「由美子さんの情報無さすぎ」
と俺は煙をはいた。
「あら、私だって雅也の事大学4年生としか聞いてないわ」
と由美子は目をパチクリして言った。
「俺は来年○○出版に就職する。
札幌出身。○○でアパート借りて一人暮らししてる。」
と簡潔に自己紹介をした。
そこへソムリエがワインを持ってきて一通り説明してからワインを注いでくれた。
由美子はワイングラスを持って
「取りあえず乾杯しましょ?」
と言った。でも、
「由美子さんが何者か話してくれないなら帰る」
と俺は強気な眼差しでワイングラスを持たなかった。
由美子はため息をついてワイングラスを置いた。
「私は東京出身。仕事はわかってるでしょう?
親の残してくれた世田谷のマンションで一人暮らしよ」
と答えた。
(親の残してくれた?って事は亡くなったのか?)
俺の疑問がわかったのか由美子は
「私は一人っ子なの。両親は何年も前に死んでるわ」
と答えた。
「由美子さんの本名は?」
と俺はテーブルに身を乗り出した。
最大の疑問だ。
由美子はまたひとつため息をついて、
「松原美蘭(まつばら みらん)」
と答えた。

