黒い日傘をさした女

俺達は一端部屋に戻りホテルを出る準備をした。



由美子はコンパクトを出して口紅を塗ろうとした。


「待って」


と俺は素早く由美子の隣に座って唇を奪った。



「ん・・」


と由美子が喉を鳴らした。


俺は迷わず舌を入れて絡めた。


由美子は反応しながら俺の背中に腕をまわした。


もっととせがむように舌を絡めてきた。



お互いの口の中を貪ってから俺達は息を吸うために唇を離した。


「・・はぁ」


と由美子の甘い吐息が漏れた。


由美子はトロンとした目をして俺を見た。


俺はゾクッとした。



(由美子は欲情してる)



俺は由美子を押し倒そうとした。



でも、由美子は俺の胸を押した。




「ごめん、今から仕事なの」