黒い日傘をさした女

「それ飲んだら顔を洗って着替えて。


 ブランチ食べに行くわよ」



と由美子はニッコリ笑った。



俺はハッとして「わかった」と言ってバスルームに行った。



何度も顔を洗ってから俺は着替えた。



もったいない事したかな・・なんて思いが今更よぎった。



部屋へ戻ると由美子は待ってましたとばかりに立っていた。



赤いワンピースの裾は優雅に広がっていた。



(本当に花のような女)と思った。